最近、心（こころ）とパソコンのキーボードで打ち込んだら”情”と出てきました。
なるほど、情も”こころ”と読むのだなぁと感心させられたのですが
ふと私の中で思い出した記憶があったのです。
皆さんに普段お伝えしている、内面を整えると人生が健康になるという話ですが
まさに、こころの癖が厄介で、これにより現実を歪めて眺めてしまい人生を複雑にしていますね。
この、自分の心の癖をクリアにしていく事が、ありのままの自分で
本来の自分らしく、のびのびと人生を謳歌する事につながっていく！
と感じるのです。
さて、冒頭の情の話ですが
私の心（情）の癖を共有すると、私は可哀想な人を放って置けない性格でした。
可哀想な人を助けてあげたい、一緒に寄り添って同調したり。
放置する事が見捨てるような事に思えたのです。
だからこそ、色々なタイプの可哀想な人と出会ってきており
そのほとんどが依存性の強い人達でした。
自分で自分を傷つけたり、アルコールやドラッグに溺れたり、拒食症などを繰り返したり。
私が自分で、情をクリアできていない頃
毎度、そういう人達に寄り添ってきたのですが
幾度となく寄り添っても、私の人生が振り回される感覚になるだけで
結果、その人の為にはなっていなかった事を悟ったのです。
要するに、その人がしたくてしている、溺れたくて溺れている、依存したくてしている
事にも気がついてしまったのです。（彼ら彼女らは無意識かもしれませんが）
なるほど、病気になるのも、依存するのも、その本人が選んでいる体験であり、学びなのだな。
という事が理解できて、
そういう人に、情で寄り添ったとしても、その人にとっては一過性の快楽のようなもので
その場限りの上辺の愛情になってしまうのだ
とわかってしまったのです。
今の私は、だいぶ 心の癖である情の部分をクリアにできるようになりました。
なので、無駄に可哀想がったり、悲観的に捉えたりもしなくなったように感じます。
そして、情に振り回されずに、愛の部分で接する！
という風に変化できているのかな！とも感じます。
そうすると依存症のタイプの方にも、愛を持って厳しいことをストレートに伝えたり
自分のことは自分でしか治せないのだという真実とともに、内面と向き合う大切さや
それが自分を癒す事につながるというのを伝えられるようになりました。
愛情となると、相手を甘やかしたり、ただ優しくして相手の力を奪ってしまう事がありますよね。
つまり、相手をこちらに依存させて、相手が自分で何もできなくなってしまう、自立と正反対の方へ向かわせる事。
愛とは、相手が自立して本人のパワーを大きくする、もっと大きな自分自身に出会う為のサポートになる事。
そういう意味では、時に突き放したりする事も愛の一つになるなぁなんて、私は考えているのです。
